自動車部品向けの引抜鋼管の生産回復が遅れている。国内の自動車メーカーの生産が上向いてこないため、納入先である部品加工メーカーの操業も低調に。今年1~6月期の生産量は前年同期比9・73%減の9万816トン(全国鋼管製造協同組合連合会の統計)にとどまった。秋口以降からの需要回復に期待する向きもあるが、一方でホットコイルの海外市況や国内鉄スクラップ...