世界的な鋼材市況の下落と採算悪化を受け、鉄鋼減産の動きが浮上してきた。欧州最大手のアルセロール・ミッタル(AM)はフランス北部のダンケルク製鉄所で年産能力150万トン規模の高炉1基を一時休止し、ドイツのエイセンフッテンスタッド製鉄所でも改修中の高炉で再稼働を見合わせる方針だ。現地トレーダーは「市場の雰囲気が極めて悪い」とし、他の鉄鋼メーカー...