停滞感が強く出ている東海地区の鋼材市場で、秋口からの需要回復を予想する声が増えてきた。製造業の円安メリットをはじめ、新型コロナにからむ社会問題が落ち着き、インバウンド需要も一定程度見込めるなどのプラス要因が指摘され始めた。自動車の生産抑制要因も秋口から順次解消されるとの見方もある。大きな回復期待は早計だが、地区需要は足元を底に上向く可能性が高い。