日本経済の転換期となったオイルショック(第一次石油危機・1973年)。高度経済成長が終わりを告げ、重厚長大から自動車や家電などの産業へと中心が移り始めた時期でもある。 鉄を取り巻くコスト構造も大きく変化し、それまでの材料販売の延長としての加工から、加工そのものの付加価値をより重視する業態へと鋼材流通自体が成熟化する局面に変わった。ユーザーの...