日本製鉄は、鉄鉱石・石炭の5月価格がまもなく確定することを受け、自動車・電機・建材など薄板大手ヒモ付き需要家との7~9月期商談を開始した。各需要家への要請額はトン当たり4万円を上回るレベルとなっているもようだ。同社をはじめ、各鉄鋼メーカーの4~6月期単独決算は、在庫評価益などを除いた実力ベースでは赤字に陥るものとみられ、早期の価格転嫁が必須の...