名古屋ステンレス流通協会がまとめた4月の店売りステンレス鋼板需給統計によると、「その他冷延鋼帯」をはじめ大半の品種で在庫水準が切り上がったことから、全体在庫は前月比8・4%増の9307トンとなった。国内メーカーのニッケル系冷薄で品薄状態が続く一方、トヨタが日当たり生産台数を減らし、クロム系製品の出荷が滞り在庫が積み上がったとみられる。 5幅...