東京製鉄は16日、6月契約の鋼材販売価格を全品種で前月比据え置くと発表した。全面据え置きは4カ月ぶり。海外市況は欧州を中心としたパニック買いが一巡し、弱含み。一方、国内は建材需要が堅調で、鋼板もコスト高に伴うメーカー販価の引き上げにより市況好転が見込まれる。このため「前月までの値上げが市場に十分転嫁され、しっかり浸透するかを見極める」と据え...