熱延コイルのアジア市況が3カ月ぶりにトン当たり900ドルを割り込んだ。ゼロコロナ政策の都市封鎖で国内販売が低迷する中国からの輸出オファー価格が一段安となり、底値を急速に押し下げている。ベトナムのフォルモサ・ハティン・スチール(FHS)が近く打ち出す販価も調整が必至の情勢で、市場には様子見ムードが強く成約自体が乏しい。 中国からのホット輸出は...