財務省(貿易統計)によると、2021年度の溶融亜鉛めっき鋼板(GI)輸入は50万6328トンだった。20年度比では7・1%増となり、過去10年間で最高だった19年度に次ぐ高水準。GIは建材薄板や土木製品の汎用品の材料として使われることが多い。採算性を重視する鉄鋼メーカーが国産GIの生産・供給を制限したことで、特に中国からの輸入GIが急増する...