熱延コイルの海外市況が急速に軟化基調を強めてきた。ゼロコロナ政策による都市封鎖(ロックダウン)で国内販売が低迷する中国からの輸出価格が一段安となり、欧州市場への輸出成約が難しくなったインドミルもアジア向けにシフトしてきた。先週時点で中国材はトン当たり900ドルを、インド材は1千ドルを割ったオファーが出てきており、季節的な不需要期入りも相まって...