好調な業績が続く米国の鉄鋼大手で、電炉勢の優勢がさらに鮮明になってきた。 高炉事業を主体とするUSスチールが発表した1~3月期(1Q)決算は、純利益が前年同期比9・7倍の8億8200万ドル(約1150億円)だった。1Qとしては最高益だったが、販価下落と原料炭コストの増大で前四半期比では減速傾向が続く。20億ドル強の利益を上げたニューコアや四...