EUを代表する厚板メーカー、ディリンジャー・ヒュッテが発表した21年12月期決算は、税引き前利益(EBIT)が8010万ユーロ(約105億円、前期は1億9280万ユーロの赤字)となり、3期ぶりに黒字へ転換した。パンデミックの影響が深刻だった前年から需要が回復したことや、合理化効果で「V字回復」を果たした。 21年のスラブ生産は前年比26%増...