日本磨棒鋼工業組合(理事長・多田茂大一機工社長)がまとめた2021年度の磨棒鋼・冷間圧造用(CH)鋼線の生産実績は96万6853トンとなった。コロナ禍で歴史的な落ち込みとなった20年度比では16%増の大幅上伸となったが、コロナ以前の19年度比では98・2%の水準に留まった。車向けCH鋼線の需要回復が伸び悩んだ。 内訳は磨棒鋼が前年比19・7...