新潟地区の厚板は高炉、電炉メーカーの値上げ発表を受け、値上げ転嫁のアナウンスが始まっている。 溶断業者の値上げ転嫁は先月まで一部の浸透にとどまり、足踏み状態だったが、新年度に入り潮目が変わった。世界的な需給環境の変化で、原料やエネルギーコスト高に歯止めがかからない。溶断業者は販売価格を上げなければ採算割れに陥ると危機感を強める。需要家も先行...