三菱製鋼は中期的な特殊鋼鋼材の供給安定化に向けて、国内外で製造体制の拡充策を進めている。2022年度上期は自動車関連需要の調整局面が続く可能性があるが、下期以降は資源高を背景にした鉱山機械需要や自動車挽回生産が重なり、特殊鋼需給は急速にタイト化する可能性が高まる。原材料およびエネルギーコスト上昇の販価反映に取り組みつつ、需要家への安定供給体...