鉄スクラップ高騰に伴う電炉メーカーの売り腰硬化を受け、異形棒鋼の値動きが荒くなっている。関東地区の市場価格は、前週比で7千円高と急伸。指標となる直送・ベースサイズの安値は13年4カ月ぶりに11万円に到達し、店売りのH形鋼との値差が肉薄する。ただ、ノミナル化している側面も否定できない。需要家は原料高騰を理解しつつも、前月比で1万円近い上げ幅に対...