自動車生産を取り巻く環境に不透明感が続く中、現状比での増産が見込まれた4~6月期の国内完成車生産の回復が遅れそうだ。関係先では、実態に近い稼働想定をする中で足元の生産内示を15%程度低めに見積もりする流れが出てきた。サイバー攻撃やコロナ禍による要因もさることながら、国際的な物流の不安定化に着目し、半導体や電子部品の調達難が続くとの予測が出ている。