日本チタン協会がまとめた2021年のチタン展伸材出荷量は、前年比5・7%減の1万1834トンだった。新型コロナウイルス禍で減少したプラント向けの需要回復が本格化せず、メーカーの生産が伸び悩んだ。暦年ベースの出荷量が1万2千トンを割り込むのは、リーマン・ショックの影響を受けた09年以来で、12年ぶりの低水準にとどまった。 前年実績を下回るのは...