関東地区でH形鋼と一般形鋼が2千円上伸した。値上がりは昨年10月以来、4カ月ぶりだ。2月中旬の原料急騰で電炉や高炉が相次いで建値を3千円引き上げたことが材料視され、流通段階で仕入れ値上昇分の転嫁が進んだ。一方で肝心の実需は中小物件向けがさえないままで、供給主導での相場展開から脱せていない。