巻線メーカーの礎電線(本社・埼玉県吉川市、社長・田中友則氏)はエネルギーコストや樹脂材料価格の高騰を受けて、加工賃の値上げを進めている。対象は全製品・全顧客で、値上げ幅は平均で1割程度となる。さまざまな自助努力でコスト増分を吸収してきたが、現行の加工賃水準では旺盛な需要に応える製造などが難しい状況となっている。4月までには値上げを浸透させた...