東京製鉄が21日発表した3月契約の鋼材販売価格は、形鋼と異形棒鋼が3千円の値上がりとなった。関東や関西の形鋼流通関係者は「原料の鉄スクラップ急騰を考慮すれば致し方ない」「市況の上昇材料になる」と冷静に受け止めているようだ。ただ店売りが得意とする中小建築物件向けの需要が回復していないため「仕入れ値上昇分の価格転嫁がより難しくなる」といった心配...