中国・宝山鋼鉄は先週末、3月国内販価を決め、取引先などに通知を始めた。全品種を値上げし、主要品種の上げ幅はおおむね300~350元(約5500~6400円)とした。全面値上げとなるのは、昨年6月販価以来で、鞍鋼など他の中国主要メーカーも値上げしているもよう。反転の兆しを見せていた東アジアおよび東南アジア鋼材相場の上昇局面入りが鮮明になった。...