日本製鉄が自動車・電機・建材などの需要家と進めている2022年度上期の薄板ヒモ付き交渉が佳境を迎えている。同社は出荷前に価格、おおむねの数量、その他諸条件を決める「先決め決定方式」への移行を進めており、従来よりも価格交渉の時期が早まっている。すでに電機や建材など多くの需要家との間で21年度下期に比べトン当たり1万~2万円の値上げで合意したケ...