普通鋼電炉メーカー11社の21年4~12月期決算が4日までに出そろった。主原料の鉄スクラップをはじめコスト全般が上昇する中、各社とも販価引き上げに注力。数量増もあって大半が増収だが、出荷単価の値上がりが緩やかな鉄筋棒鋼メーカーを中心に5社が経常赤字、1社が減益と業況の厳しさが際立った。一方、鋼板や形鋼を手掛ける東京製鉄や海外事業が好調な大和...