今年に入ってからも自動車メーカーの挽回生産は立ち上がっていない。むしろオミクロン株の感染拡大で生産計画はさらに下振れする懸念も強まっている。既に手当て済みの鋼材に余剰感が高まっており、置き場を確保できないといった問題も生じている。ある棒線二次加工メーカー幹部は「材料、仕掛かり品、製品を含めた在庫が通常時よりも1千トン程度膨らんでいる。出荷も...