松の内が過ぎ、気持ちは仕事モードに変わりつつあるが、鋼材相場は今のところ変化の少ない静かなスタートとなっている。鉄スクラップ市況は昨年末の弱基調を引きずっているが、電炉は販売価格重視の姿勢を崩さない。H形鋼や一般形鋼は、仕入れ値高を転嫁しきれず、流通の採算状況は厳しさを増している。需要に関しては「昨年並みか、コロナが落ち着けば中小規模の設備...