東京地区のカラー鋼板市況がトン1万5千円上昇した。建材薄板メーカー各社が春先に打ち出した値上げが浸透したかたち。金物屋や板金業者向けの末端市場の荷動きが低調だったため新値玉の流通が限られていたが、6月に入ってから緩やかに価格転嫁が進み始めた。メーカー各社は既に追加値上げを打ち出しており、足元ではカラー鋼板はさらなる先高観が台頭している。しか...