溶接鋼管専業メーカー大手4社の21年3月期決算が出そろった。新型コロナウイルス感染拡大の影響が大きく、特定の一過性要因などを除いて各社減収減益傾向に。下期に入って一部公共工事や自動車向けなどで需要回復の動きが見られたものの、上期の落ち込み分をカバーするまでには至らなかった。今期は各分野の実需回復動向に加え、製品値上げの動向が業績を大きく左右...