今をさかのぼること約100年。1914(大正3)年6月に始まった第一次世界大戦。これを機に、輸入鋼材はパッタリと入ってこなくなった。 そのため、当時の国内鋼材市況は高騰した。それまでトン3千円程度で推移していた鋼材市況は、翌年には5300円程度に上昇。さらに16年(大正5)には8千円にまで上昇した。2年間で倍以上に跳ね上がった計算になる。 ...