高値圏で推移していた中部地区の鉄スクラップ市況が反落した。中部電炉は原料買値を先週末、1千円引き下げた。実勢相場はH2=4万~4万2千円どころ。電炉が買値を引き下げるのは、昨年7月以来、約半年ぶり。 中国の工業生産の急回復に伴い、鉄スクラップ市況は昨夏以降、上昇傾向が続いていた。今月初めに行われた関東鉄源の共同輸出入札において、地区実勢を上...