東京製鉄は16日、4月契約の鋼材販売価格を全品種で前月比トン5千~9千円引き下げると発表した。全面値下げは昨年10月契約以来6カ月ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大で先行き不安が強まる中、海外市況の下落と円高傾向により輸入材の安値オファーが懸念材料。建材を中心に国内の荷動きは底堅いが、市場心理の弱さもあり「新年度を迎えるに当たりマーケットの実...