半製品・スラブの国際市況が上昇している。北米向けのブラジル産とアジア向けのロシア産とで値差はあるものの年初比でおおむね30ドル上昇。トン当たり400ドル台後半へと切り上がった。 スラブ値上がりの背景は、ブラジル・ヴァーレのダム決壊事故を受けて鉄鉱石のスポット価格が値上がりしていることや、世界的に鋼材価格が反転基調にあることなどが挙げられてい...