新潟平野の治水を守る大河津分水路改修事業が2018年度から本格化している。洪水処理能力(流下能力)の不足、第二床固等施設の老朽化、河床低下による右岸部地すべりの危険性という課題を解消すべく、(1)河口左岸の山地部掘削(2)第二床固の改築(3)川幅の拡幅に伴う野積橋の架け替えを実施する。事業は2032年までの長期にわたる。事業の特徴として、狭隘...