原料炭のスポット価格が二極化している。オーストラリアでの船積み価格が1トン当たり100ドル前後で低迷する一方、中国の輸入価格(着ベース)は同200ドル強で推移。両価格の値差は100ドル強に上る。中国が豪州産原料炭の輸入規制を継続しているためだが、日本の市場関係者では「過去に例のない異常な事態」と困惑が広がっている。 市場関係者によると、豪州...