家電に自動車、通信機器、産業機械。いずれも金属業界の重要な需要先だが「結局どの業界も中国の景気に左右される」と大手金属メーカー筋。中国経済は一昨年の不動産不況から長らく低迷しており、日本の対中輸出も2022年、23年の2年連続で2桁減となった。「どの需要も回復の兆しは見えない」と流通筋は話すが、それは中国経済の先行き不透明感を投影する見方と...