厚板は今後、ジリ安基調を余儀なくされるのではないか。需要環境は建設分野をはじめ建機・産機など製造業分野も精彩を欠き、先々も復調が期待しづらい。そうした中で流通各社は仕入れを抑えながら在庫調整を進めており、規格やサイズ、板厚によってはまとまった注文が入ると歯抜けが出そうな状況にある。 販価も何とか現行値維持で踏ん張ってきたが、東京製鉄の10月...