普通鋼鋼材は、東京製鉄が10月販価を4年6カ月ぶりに全面値下げを表明した影響が少しずつ出てきそう。市中では「足元の原料価格や輸入材の流入動向を考慮すれば値下げは想定内」との声がある一方、下げ幅が大きいため需要家からの下げ圧力が強まる懸念も高まっている。鋼板類では高炉品との値差も拡大する。主要分野の実需に活況感がなく、各品種とも弱含んだ展開と...