ホット、酸洗、冷延などの薄板類は東京製鉄の10月販価引き下げを受けて軟調ムードが市中で広がりそうだ。9月上旬頃から小幅な安値提示は散見されていたが、市況は現行値圏内で踏みとどまる展開が続いていた。今回の引き下げにより、コイルの仕入れ価格が大幅に下がるため、鋼板製品の市況も下押し圧力が強まることは避けられそうにない。 需要も9月後半に入ったが...