冷間ダイス鋼の荷動きはこの1年間ほど低迷してきたが、夏頃から自動車用金型向けが復調している。年内から年明けまで回復傾向が続くだろう。 一方、流通在庫は高水準で価格競争は激しい。メーカー値上げ分の価格転嫁を図っているが、現時点で2万円の上げ幅にとどまっている。本来なら5万円ほど上げたいところだが、市場環境を見ると難しく、利益率低下は避けられな...