取材先から最近、「勢いのある流通はどこか」とよく聞かれる。売り上げや利益を伸ばしている企業を挙げるのでは芸がないので、特色ある一次加工に積極投資して実績を上げる流通を話題にしている。労務不足に悩む需要家側の機能を補完する、いわゆる「川下戦略」だ。だが「物流の2024年問題」が顕在化しつつある中、流通として在庫や配送の拡充に力を入れる企業も少...