米国の熱延コイル市況が13週間ぶりに上昇へ転じた。電炉最大手のニューコアなどが打ち出した値上げが浸透してきた形で、アジアでは一段安、欧州では底ばいが続く中、米市場は世界の中でも珍しい動きをみせている。 鉄鋼メディアのカラニッシュによると、先週の北米ホットコイル市況はショートトン当たり640~670ドル(メトリックトン換算で720ドル前後)と...