鉄鋼業の2024年春季労使交渉で、主要企業の労働組合が先週までに会社側に要求書を提出した。賃金引き上げでは高炉メーカー3社の労組が3万円(基本賃金引き上げ、ベースアップ相当)を要求したのを受け、他の労組でも大幅な賃上げ要求が広がっている。「人への投資」を求める組合側に対し、経営側がどう応えるのか。労使交渉は今月末から来月初めにかけて本格化する。