高炉大手3社が研究開発投資を活発化させている。2022年度は3社そろって研究開発費(連結ベース)を積み増し、合計額は1502億円(前年度比7・9%増)と直近ピークの19年度に迫る高水準だった。各社とも製鉄工程の脱炭素化が急務となっており、研究資源を重点投入している。次世代自動車向けの材料開発や先端IT(情報技術)の活用といった、将来の競争激...