年明けの円ドル相場は、昨年末の円安修正の流れを受けて、円高基調で始まった。日本鉄鋼業にとって、従来は為替変動による業績へのインパクトは決して大きくなかったが、昨年は負の側面がクローズアップされた。それだけに円安水準の修正は歓迎できる動きだ▼昨年はロシアのウクライナ侵攻を引き金に、原料炭の価格が異常な高値をつけた。1トン600ドル超という水準...