静岡市を中心とする静岡県中部の条鋼建材製品は、昨年末からの横ばいのまま新年を迎えた。需給のひっ迫感に乏しく建値も据え置かれているため、上昇材料を欠いたままだ。地場の建材需要には光明が差してきた。国交省の建築着工統計から試算した県内の22年11月鉄骨需要量は、前年同月比35.1%増の1万5900トンと前月に続きプラスとなった。既に山積みの高い...