鉄鋼建材製品が主に用いられる国内の建築物のうち、民間建築主の工場と倉庫で着工の伸びが鮮明化している。直近の2022年度上期(4~9月)の「工場」の着工床面積は前年同期比で4割、倉庫も3割近く増えている。21年度もぞれぞれ2割、1割ずつ前の年度を上回った。背景には国際的な供給網寸断に伴う製造業の国内回帰や、巣ごもり消費による物流需要の拡大がある。