関東のステンレス薄板流通・加工業において、諸資材・エネルギーなどコスト高騰の一部を価格に反映しようとする動きが顕在化してきた。21年度下期以降は受託加工分を中心に採算悪化への危機感が募り、一部の加工賃改定につながってきたが、自販分については素材費の値上がりを転嫁するのに手いっぱいで、諸コスト高の価格反映は遅れていた。足元は材料費の値上げ転嫁が...