エネルギー資源開発向け鋼管市場で明暗が分かれてきた。原油開発は、来年以降の欧米を中心とした景気後退懸念から価格が下落傾向に転じ、下支えするためにOPEC(石油輸出国機構)プラスが来月の大規模減産を決めるなど調整局面に入っている。一方、天然ガスはウクライナ情勢の長期化で欧州を中心に供給不安が高まっており、北米や中近東で開発需要が堅調に推移。今後...