薄板類など輸入鋼材の滞船状況が深刻さを増している。3年ほど前から荷揚げ設備・倉庫などのインフラ不足から滞船が慢性化。これまでも多少の支障が出ていたが、在庫倉庫の能力を大きく上回ったため、足元で滞船が深刻化した。輸出元のメーカーでは、円安やフレート高騰が続く中、さらに滞船料のコスト負担も重くのしかかっており、一部輸入材の割高感が強まる要因となっ...