機械構造用炭素鋼(SC材)の実需低迷が長期化する中、中部地区相場の高値領域が広がる可能性がここにきて強まってきた。流通各社が9月から今年度2回目の仕入れ値高転嫁を進める中、一部扱い筋が追加での販価改定を販売先へ通知。品種、サイズによって差が生じていた値上げ幅が2万円にそろい、市況全体が来月にかけて底上げされる公算が大きくなったためだ。すでに...